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自分の意思を表明する『尊厳死宣言公正証書』に関して記述したいと思います。

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■尊厳死宣言公正証書
■編集後記

◆類似記事　「尊厳死と安楽死について」　はこちら

　尊厳死宣言公正証書

まず、尊厳死について考えてみます。

・・尊厳死とはどんな事なのでしょうか？
・・安楽死と尊厳死は違うのか？

☆尊厳死☆

回復の見込みのない状況での過剰な延命措置を患者自身の意思で辞退し結果的に亡くなること。

☆安楽死☆

患者の求めで、医師が必要な治療を控えたり、薬で死なせたりすること。

一読すると分かりにくいかもしれませんが

”過剰な延命処置を行わない事で亡くなってしまう”
”必要な治療を行わないで死に至らしめる”

の違いがありますね。

自分が医療機器によりただ生きているという状態になってしまった場合に私達はどういう判断をするのでしょうか？

きっと判断は、「頑張って治療を続けて欲しい」なのか「延命治療を止めて欲しい」の二者択一だと思われます。
しかし、「延命治療を止めて欲しい」と思っても（思えるのか分かりませんが）その時には、意思表示は出来ません。

自分がどう判断するのかは事前に考えるしかないのですね。
「延命治療を止めて欲しい」という判断をする場合には、尊厳死宣言公正証書の作成するという方法があります。
先に但し書きですが、書けば必ず尊厳死を実現できると保証できる物ではありません。
治療にあたる医師の判断もあります。
しかし、書かないよりは書いたほうが尊厳死の実現が可能な物です。

尊厳死宣言公正証書の文例は、日本公証人連合会のホームページにあります。
興味がある方は、ご参照ください。
ここです　→　http://www.koshonin.gr.jp/ji.html


手数料も日本公証人連合会のホームページに記載がありますので重複した情報となってしまいますが、抜粋して記載します。
●手数料

聞き取り等に要した時間と証書作成に要した時間の合計時間１時間まで
ごとに１万１０００円。
聞き取り等が、休日や午後７時以降に行われたると割増となります。

●正本・謄本の交付

１枚につき２５０円。

　編集後記

もし、尊厳死宣言公正証書を作成しようかなぁと思われる方は「遺言書」を公正証書で作成される際に一緒に作成するのも良いかもですね！
尊厳死宣言公正証書の事を書いておいて何ですが、、
私自身、医療機器によりただ生きているという状態になってしまった場合にどうして欲しいのかの判断が出来ていません。。
ですので、この記事を読まれた方も尊厳死宣言公正証書を書かなければいけない！とは思わないで下さいね。
自分自身の事ですので、じっくり考えましょうね！